ぼっちで苦しんだ私が立ち直ったきっかけ
私は中学2~3年生の頃、クラスでどこのグループにも所属できない
いわゆる「ぼっち」の生徒でした。
スクールカーストで言うならおそらく最下層で、陰口も言われていました。
当時は辛くて仕方がなくて、毎日泣きながら学校に行っていました。
ですが、そんな私があることをきっかけに少しずつ心の状態が上向いていきました。
先に結論を言いますと、それは「友達を作ることを完全にあきらめた」ことです。
ぼっちになった当初、私は「早く友達を作らなきゃ!」とあせっていました。
近くの席の人や比較的話しやすそうな人に話しかけたり、
「自分が話しやすい雰囲気になれればいいんじゃないか」
と思い、辛いのを我慢してポジティブ思考や笑顔を心がけたりしました。
ですが、そういった自分なりの努力をしても友達はできませんでした。
そして私は友達の作れない自分を「人として欠陥のあるダメ人間」と思うようになったのです。
ただでさえぼっちでいるのは寂しくて辛いのに
「ぼっちである自分はダメだ!」と自己否定までするようになり、
自分をさらに苦しめることになってしまったのです。
転機が起きたのは中学3年生の秋。
中学生生活も終わりに近づいてきたこともあり、
「ああ、もう私がどんなに頑張っても中学のうちに友達は作れないな」
と悟ったのです。
そして同時に
「ぼっちで何が悪いんだ!もしそれで自分を攻撃する人がいたら全力で抵抗しよう!」
と自然に決意しました。
今までぼっちである自分を否定していましたが、この瞬間、そんな自分を受け入れることができたのです。
そう決意してから以前のように毎日泣きながら学校へ行くことは減りました。
また、以前は一部の人から露骨に嫌な態度をとられることがありましたが、そういったこともなくなってきました。
とはいえ、新たに友達ができたわけでもなく
中学を卒業するまで私はぼっちのままでした。
ぼっちで苦しんでいたころ、
「友達を作るのをあきらめる」という選択は
ネガティブだし自分の状況をさらに悪くするものだと思っていました。
しかし、一度開き直ってみると
この選択は実はポジティブなものであったのだと気が付きました。
ちなみに高校ではすんなり友達ができました。中学校では単にクラスメートとの相性がいまいちだったのかもしれません。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
読んでくださってありがとうございました。